2015年 02月 21日

今日はじめてブログをご覧になった人のために。

"家造りstory"とは?

私の自宅(作品集 唐松)をつくった時に考えた事や行った事を物語形式でご紹介しています。 自宅建築の時、私が設計〜工事竣工までを日記に記録(キロク)していました。 その記録(キロク)をベースに少し手を加え公開しています。 過去の記憶(キオク)を思い出しながら更新しているのとは異なります。つまり、リアルタイムで当時考えていた事が公開されています。カテゴリ…旅行記…に て過去の"家造りstory"ブログをご覧頂く事が可能となっています。 楽しんで頂けると嬉しいです。もし感想などありましたら、コメント欄はありませんので メール頂けると嬉しいです。[email protected]

それでは、"家造りstory"お楽しみください。



[型枠組立]

久しぶりに現場にきました。クライアント様の建築が最優先なので自分の家はついつい後回しになってしまいます。現場になかなか行けないので、想像力を働かせなければなりません。今現場はどの様な状況なのだろうか?と言う想像です。これはこれで、トレーニングになりますね。


私の家は、1階部分が全面半地下建築です。クライアント様には、好まれない計画です。


なぜか?


半地下や地下のイメージが一般的に悪いからです。


結露大丈夫?
カビ大丈夫?
地下水の侵入は大丈夫?


マイナスイメージで採用されません。
自宅でその効果を実験する事にしました。


結果は次回のブログでご報告します。


半地下設計になった理由は他にもあります。周辺環境への配慮です。私の家が建築される事によってお隣のおじいちゃんの家にまったく光が入らなくなるのは、忍びなかったので、自分の家の高さを低くする事にしました。全面道路側(西側)が最も高く東にむけて屋根が下がっていき東側が最も高さが低い設計です。東側隣屋の住宅1階部分の屋根と同じ高さ程度におさえています。東側がおじいちゃんの家のリビングです。


半地下ですので、基礎壁が仕上げとなります。それを利用してコンクリート打ち放しの腰壁としました。ピカピカしたコンクリートは自宅コンセプトがぶれるので、テクチャをつける事にしました。コンクリートに木の温もりあるテクチャをつける事にしました。コンクリートを流し込む型枠に板材を貼っているのは、コンクリート硬化後、コンクリート表面に板目が版画されます。