2015年 02月 17日

今日はじめてブログをご覧になった人のために。

"家造りstory"とは?

私の自宅(作品集 唐松)をつくった時に考えた事や行った事を物語形式でご紹介しています。 自宅建築の時、私が設計〜工事竣工までを日記に記録(キロク)していました。 その記録(キロク)をベースに少し手を加え公開しています。 過去の記憶(キオク)を思い出しながら更新しているのとは異なります。つまり、リアルタイムで当時考えていた事が公開されています。カテゴリ…旅行記…に て過去の"家造りstory"ブログをご覧頂く事が可能となっています。 楽しんで頂けると嬉しいです。もし感想などありましたら、コメント欄はありませんので メール頂けると嬉しいです。[email protected]

それでは、"家造りstory"お楽しみください。

[鉄筋組立]

鉄筋組み立てが始まっています。

自分の家の配筋検査をしていると不思議な気分になります。クライアント様とは建築設計業務委託契約と言うご依頼を受けて、そして報酬を頂いて設計業務・設計監理業務を行っています。その契約には、1級建築士としてクライント様との約束の他に社会的責任もあります。

社会的責任とは?
市民としての組織や個人は、社会において望ましい組織や個人として行動すべきであるという考え方による責任である。(Wikipediaより)

勿論自分の家でも社会的責任はあります。しかし自分の家だと自分がクライアントなので、なかなかモチベーションがあがりません。それは「甘え」もありますが、自宅以外に進行中のクライント様が第一優先だからです。気持ちをふるいたたせ配筋検査をしました。鉄筋は決まった長さの材料を継なぎあわせて組み立ていきます。この時、つなぐ部分の継手長さや定着長さがとても大切になってきます。通常は、鉄筋の直径×40が必要長さになります。目視検査と抜き取り検査により確認した所、素晴らしい配筋でした。鉄筋の組み立てが終わると建物の骨格が露になりました。

[依頼]

依頼とは?

他人に用件を頼む事。
他人を頼る事。


つまり、依頼=信頼 につながります。


自宅建築を通して大切な事だと実感しました。自分自身の事は「甘え」が生まれてしまいます。クライアント様の事はいい加減にできない。


プロとして報酬を頂いて
頼まれているから
頼られているから
そこには信頼があるから


自宅の建築を通して、強く意識する様になりました。


自分のためでは無く他者のために。


それがプロだと考えます。