2022年 01月 18日

初めてご自宅に伺った時に、とても素敵に生活されている事に感動しました。4年前に中古住宅を購入し、ご夫婦でセルフリノベーションを行っていました。床の張替え・塗り壁工事・クロス工事等をご自身で施していました。とても素人とは思えない仕上がりです。

建築計画

既に素敵な生活をされている事と数年間を過ごした既存住宅にお客様自身が慣れている事から、現在の生活を後押しする様な建築計画が良いと考え、計画をスタート。

ゾーニング計画・動線計画の大きな変更はせず、既存住宅の良い所を残しつつ、“リビングにいる時に道路からの視線が気になる”というご要望の解消をするために少しの変化を加える事。家具や集めた小物達を活かす建築とする事を計画の主軸としました。

既存住宅に、北側(道路側)・南側に増築し、ウッドデッキが中庭的に利用できる間取りをご提案しました。北側増築は、道路からの視線を遮ります。南側増築は、アウトドア好きなご家族の趣味スペースとします。


外観計画

既存住宅の外観は、ボリュームオーバーに感じられました。そのため、2階の減築をご提案しました。この事で、建物のボリュームがおさえられ、佇まいがコンパクトで可愛らしい印象となります。また、2階減築は、耐震性の確保と省エネルギー向上にもつながります。2階床荷重が1階の一本柱に集中し、柱が変形していました。一般的な昭和の建築は、見えない部分の無駄な空間がとても多く、その部分がエネルギーロスになっているケースが多いのです。

素材

手持ち家具・小物に合うもの考え、柔らかい素材とコンクリートの組合せを基本にご提案。N様とディスカッションを繰り返し、素材と全体のバランス調整を行い、最終的に下記の様な素材を選定しました。

  • 屋久島の杉材フローリング
  • 杉材の色に合わせた壁材カラ松合板
  • 家具の色に合わせたタモ集成材のウォールナット塗装枠・棚板。
  • 建具・キッチンはラワン合板にウォールナット塗装。
  • ステンレスバイブレーション仕上げのキッチン天板
  • 塗り壁

長期優良住宅仕様に改修

  • 構造躯体の劣化対策
  • 耐震性の向上 耐震等級1以上確保
  • 維持管理、更新の容易性の達成
  • 省エネルギー対策。断熱性能等級4以上の達成

高度省ネルギー仕様

長期優良住宅化リフォーム補助事業の「高度省ネルギー型」仕様達成のためのBELS申請を行いました。

一次エネルギー消費量が省エネ基準の20%以上削減の達成が必要です。